共働きと専業主婦/主夫家庭、どっちが正解とかえらいとかないです。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
転勤族だったり職種だったり時代だったり優先度などなど、それぞれ家庭の事情や状況が違うので家庭の有り方も様々ですよね。
私自身は30代、関東在住のワーママです。
私の両親は地方在住、夫の両親は海外在住なので頼れません。
夫は激務で帰宅は22:00とか23:00がデフォルトなので、平日はほぼワンオペ育児です。
それでも私は一瞬の迷いなく職場復帰を選びました。
ワーママ=辛い、しんどい、大変なんてイメージがあるかもしれませんが、楽しいこと・メリットも沢山あります。
この記事では私や私の周りの経験を元に共働きのメリット、デメリットとその対策を紹介します。
共働きってメリットが多いので、よく聞く
「夫が激務。頼れる家族も近くにいなくワンオペ育児になるから産後退職した」はもったいないと感じています。
育休後復帰を迷っている人や、一度職場を離れたものの復帰を迷っている人の参考になれば幸いです。
共働きのメリット
ではまず共働きのメリットを紹介します。
【共働き=しんどい】ってイメージがあるかもしれませんが、
嬉しいこと、楽しいことも沢山ありポジティヴなことも沢山あります😌
まずは良いところから見てテンション上げましょう🙌
共働きのメリット①世帯年収が増える
なんと言ってもお金です。私の場合もこれが1番でした。
夫の収入だけだと、今より安いマンションに引っ越して節約して生活すれば毎月の支払いはなんとか赤字にはならないかもしれないです。
が、冠婚葬祭費用や帰省費用など年間でかかる特別費なんかも考慮するとかなり制限がかかった生活になります。
お金のために友人のお祝いをできないとか、帰省して家族や友人に会えないのは嫌ですし、
数十円でも安い野菜を探すためスーパーをはしご、なんてするくらいなら働いて収入を増やすほうが効率が良いです。
今60代の私の親世代は父親が大黒柱、母親は専業主婦、という割合がかなり多い時代でした。
当時より今の会社員の平均年収が大きく下がり、対して物価は上がっているので家庭を持っていると一馬力でやっていくのはかなり難しい時代です。
もちろん、今でも優秀で収入が高く一馬力でも十分稼げている人もいます。
が、そんな人の数は私達の親世代に比べ減っているのが事実ですよね。
夫婦で一方だけの収入でやっていくのと、共働きでやっていくのとでは収入は大きく変わってきます。
例えば妻の年収が200万でも、10年で2,000万円収入が変わってきます。
20年で4,000万です。
その分保育園や外部サービスの利用などで支出が増えたとしても、4,000万あるのとないのとでは大違いです。
共働きのメリット②長期的なキャリアを考えたときにブランクがないほうが有利
これは職種にもよります。
職種にもよるんですが、多くの職種では働いていない期間=ブランクがあると次に就職するときに不利になります。
例えば就職後正社員で働いていても、一旦働くことから離れブランクが数年あるとします。
この場合、今の日本だと残念ながら次に新たに正社員のポジションにつくのはハードルが上がってしまいます。
※特定の専門職とかなら話は別です。
これは何も結婚後とか出産後に限らず、留学後やワーキングホリデーなどのために一旦働くことから離れた人すべてに言えることです。
正社員じゃなくても派遣社員から実力が認められ、契約社員、正社員とステップアップするのも手ですが、
選択肢が最初から狭まってしまうのはもったいないです。
時短であっても、業務内容が裏方に変わってしまっても
「ブランクがないこと=働いていること」が今後のキャリアに良い影響があります。
共働きのメリット③社会との関わりが持てる
仕事をしていないと、子育てと家事だけに追われ社会との関わりが持ちにくくなりがちです。
配偶者以外の大人と会話する機会が一気に減るんです。
一方働いていると毎日誰かしらとコミュニケーションを取ることになりますし、
家庭以外で自分の役割があり、必要とされる・評価される場所があることは自分の価値を感じられ自信に繋がります。
共働きのメリット④子供に色々な経験をさせてあげられる
小さい子供がいる共働きだと子供を保育所に預けることになりますよね。
「小さいうちから保育所なんてかわいそう」なんて上の世代に言われたりしますが、
こういった場所って色んな経験をさせてくれます。
天気が良い日はほぼ毎日外にお散歩に連れて行ってくれます。
毎月のお誕生日会、七夕、プール、クリスマス会、豆まきなど、年間の行事はもちろん、多くの保育施設で毎月何かしら工作の時間があったりします。
母の日、父の日には工作でプレゼントを作ってくれるところも多いです。
自宅で自分で子供を見ていて、毎日外に連れ出して更にそういったイベントを全部カバーするのって結構大変ですよね。
ズボラな私の場合、自宅で子供を見ていて
そんな風に色々な経験をさせてあげられるかといえば。。。正直NOなので園にはとても感謝しています。
共働きのメリット⑤何かあったときのリスク回避になる
生きていると何かとリスクはあります。
今や終身雇用というシステムはあてにできないのでどんな大手で働いていてもリストラのリスクはあります。
それ以外でも病気で働けなくなったり、不吉なこと言いますが離婚したくなるような出来事が起こるかもしれません。
よく専業主婦の妻が、離婚したくても経済的なことが理由で我慢しているって聞きませんか?
それって全然自由じゃないですよね。
共働きで夫婦それそれに収入があったほうが、お金がある分万が一の時の選択肢が増え、様々なリスクに強いです。
共働きのメリット⑥完全に一人の時間ができる
自宅で子供を見ていると、なかなか自分1人の時間ってないです。
やっとお昼寝した、と思ってもいつ起きるか分からない状況で何かをするって結構ストレスなんです。
いつ中断になるか分からないので。
働いていると通勤時間やランチの時間は完全に1人になれます。
仕事中も集中して仕事ができるのは達成感を感じられます。
子どもがいると役所関係の書類書きなんかも中断中断でなかなか進まなくて「あれもできてない」「これもできてない」となり
達成感が感じることが本当に難しくなるんですよね
共働きのメリット⑦好きな服が着れる
自分で子供のお世話をしていると、汚れても良い服しか着なくなりますよね。
職場に戻る際は子供のお世話から離れるので、自分の好きな服・気分が上がる服を着れます。
普段子供が引っ張って壊しそうなアクセサリーやジュエリーも付けられちゃいます😊
共働きのメリット⑧保育園で色んなトレーニングをしてもらえる
通わせる園にも依りますが
自分でご飯を食べるトレーニングやトイレトレーニングなどをがっつりやってもらえるところもあります。
私の友人は自宅でトイレトレーニングせずに、園だけで完了したと言っていました✨
共働きのデメリットとその対策
次に共働きのデメリットと、それに対する対策案を紹介します。
共働きのデメリットとその対策①とにかく忙しい
はい、とにかく忙しいです。特に朝は分刻みでTO DOをこなす感じです。
職場でもトイレに行く時間がもったいないくらい忙しいです。
夜は夜で何時までにお風呂入れて、ご飯食べさせて。。。と時間との闘いです。
対策⏩
夫婦で役割分担をしっかりすること。これは長くなるので別記事にて紹介しますね。
同時に積極的に導入したいのが便利家電・サービス、アウトソースを使うこと。
しんどくてやめるくらいなら、こういったもの・サービスをガンガン使いましょう。
だって仕事を辞めてしまうと収入がゼロになってしまうくらいなら、
多少出費が増えてもこういったもの・サービスにお金を使い、仕事を維持したほうが毎月手元にお金が残りますよね。
家事代行で2週間に1度とか1か月に1度のペースで週末に作り置きに来てもらうのも良いですし、
経済的にちょっと、という場合でもスポットでここぞというときに来てもらうのでもめちゃくちゃ助かります✨
私は家事代行で業界最安値のタスカジ
控えめに言って最高✨だったのでこんなサービスがもっと普及すれば良いなと思っています。
その時の体験をこちらの記事👇に書いていますのでよかったら読んでみてください。
共働きのデメリットとその対策②子供の体調不良で職場で肩身の狭い思いをする
小さい子供を育てながらの就業はなかなか大変です。
特に最初の1年は子供がしょっちゅう熱を出すのでお迎えの電話が頻繁に鳴り、肩身の狭い思いをして業務を中断せざると得ないことも。
感染症なんかにかかると1週間程度通園できません。。。
対策⏩
事前に会社側に説明しリモートワークがしやすい業務をさせてもらえないか相談しましょう。
リモートワークができるかできないかで仕事ができる時間が大きく変わってきます。
夫婦交代で子供をみて、どうしても夫婦共に会社を休めないときは病児保育サービスを利用しましょう。
地域によっては1日2,000円など比較的安価で利用できる病児保育事業があります。
「○○(住んでいる地域名) 病児保育事業」で検索してみてください。
が、そういったところは人気で数も足りておらず狭き門なので、民間の病児保育事業を利用するのが現実的だと思います。
全国区で有名なところだとフローレンスとか有名ですよね。
共働きのデメリットとその対策③業務内容を変更しないといけない
育休から復帰後、急な子供の体調不良対応、また残業・出張が難しいことから業務内容が大きく変わることもあります。
「マミートラック」というやつですね。
私は客先に時々出向くような業務内容から、復帰後基本オフィスワークの事務業務を担当することになりました。
対策⏩この状態がずっと続くワケではないと割り切って与えられた仕事をしっかりやりつつ、
スキルアップを目指しましょう。
与えられた仕事の中で成果を出すとみてくれている人は見てくれていますし、
スキルアップをしておくと子どもから手が離れたタイミングで希望する部署に異動がかなったり転職できます。
忙しくてなかなかスキルアップまで手が回らないかもしれませんが、
1日30分早く起きて資格取得や講座受講などスキルアップに時間を使うだけでも変わってくると思います。
共働きのデメリットとその対策④子供との時間は少ない
共働きで働いているとどうしても子供との時間は少なくなります。
私は職場復帰当初、これが結構辛く感じたのを覚えています。
対策⏩
『子供と一緒にいる時間』イコール『かけた愛情』という方程式にはなりません。
一緒に居れる時間が短い分、一緒に居れるときに沢山の愛情を持って子供を接しましょう。
「抱っこ」と言われたときにできるだけ手を止めて抱っこするだけでも
子供は安心しますし、親としても癒されます
共働きのデメリットとその対策⑤子供の「初めて」を見逃すこともある
小さい子供の成長はすごく早いです。
昨日できなかったことが今日突然できるようになったりします。
自宅で子供を見ていると、そういった「子供が初めて〇〇したとき」というのを身近で見ることができます。
が、保育園に預けているとそういったことが身近で見られないことも。
対策⏩
保育園の先生方を密に連携して、「子供の初めて」を共有してもらいましょう。
私は生後6ヵ月から子供を保育園に預けていますが、「初めてコップでお茶を飲めた」、「初めて名前を呼んだらはいはいで先生のところにきた」など
先生方がお迎えの時に教えてくださったので「子供の初めて」を身近で見られたような気持ちになれました。
共働きのデメリットとその対策⑥一時的にお金はかかる
共働きだから一時的にかかるお金というものがあります。
主たるものが「保育料」です。我が家は認可外保育園で月5万円ほど支払っています。
高いところだと月7,8万かかるところもあるみたいですね。(インターナショナルとかではなくても)
が、3歳児から認可保育園は保育料が無償化、認可外保育園も保育料の一部免除が受けられます。
対策⏩一時的な出費と割り切りましょう。
長期的に共働きすることを思えばそこまで大きな出費ではありません。
共働きなら夫婦の協力は必須!!!
このブログの読者は女性のほうが多いのですが、共働きの家事育児って妻のほうがメインになりやすいですよね。
我が家もそうです。
でも、共働きなら夫婦の協力は必須です。
男性の皆さま、自分が家事育児をほとんどせずに今まで通りのペースで仕事して
妻が働いているから世帯収入が増える🤘イエーイ♪なんて、そんなおいしい話ないですよ❗❗❗
というのも、会社の年下の営業君(一児の父)が「僕営業なんで朝子供の送りするのとか現実的じゃないじゃないですかー」
とか言ってたんですが、うちの会社フレックスでその営業君は朝9時に出社していないんですよね。
朝客先直行とかしてますけど、アポは早くて朝10時だし大体都内だし。(彼は都内在住)
そんな彼の奥様も働いているんですが、送迎は両方奥様。
さらに「土日だけは昼まで寝させてくれって言ってるんです」なんて言ってて。
・・・ちょっと説教してしまいました。
家事も育児も当事者意識を強く持って、分担して取り組んでくださいね😊
単身赴任や長期出張で奥様が仕事しながらワンオペ育児してるって場合は便利家電とか家事代行サービスを使ってください。
\家事代行サービス最安値 タスカジの公式サイトはこちら/
共働き、私の場合
メリット・デメリット両方書きましたが、今私自身は共働きで本当に良かったと思っています。
「理不尽だーーーー」なんて歯ぎしりしながら眠る夜や、へっとへとになってばたんきゅうする日、
自分の今後のキャリアについて思い悩む日もあります。
「もう嫌。。。」なんて言葉が漏れる日や
落ち込んで夫や友人に愚痴を聞いてもらう日も、夫にイライラをぶつける日もあります。
が、基本的には毎日楽しく、充実した日々を送っています。
ご飯を作るのがめんどくさい日は割り切ってお弁当を買ったりちょっとした外食ができるのも、
共働きでそれらの予算があるからできていることで有難いことだと思っています。
今職場復帰するかしないかで迷っている人がいたら
今育休中や仕事から離れている方で、職場復帰するかしないかで迷っている人がいたら
まず職場復帰してみることをおすすめします。
辞めるのはいつでもできるので。
何か難しいこと問題が出てきて、どうしても解決できそうになかったら辞めるなり職場を変えるなり、子どもが大きくなってから仕事を探すなりすればよいと思います。
おわりに
共働きのメリット・デメリットとその対策を紹介しました。
今職場復帰を迷っていたり、産後仕事の再開を検討している方の参考になれば幸いです。
利用できるもの・サービス、サポートは全て使って自分を大事にしながら、できることを一緒に頑張りましょう😊