気持ち、分かります。
でも、保険の提案なんて1回契約すると毎月掛け金が発生するものが多いですし、一括のものだとしてもだいたい高額です。
なので、ちょっとでも「違うな」と思うのであればはっきり断ることが大事です。
- FP(ファイナンシャルプランナー)の無料相談をやってみたいが勧誘が怖い
- 保険の勧誘がしつこくて困っている
- 保険や金融商品の上手な断り方が知りたい
はじめに知っておきたいこと
断り方の前に、最初に知っておきたいことを紹介します。
FPは断られることにめちゃくちゃ慣れている
まず、前提として知っておいてほしいことはファイナンシャルプランナー(FP)は断られることにめちゃくちゃ慣れている、ということです。
保険や金融商品の相談を行った場合、かなり多くの人が契約・加入していると思っている人もいますが、
良くて50%程度、実際には30%~50%程度と言われています。
つまり、50%~70%の人は提案を断っていることになります。
これだけ多くの人が断っているくらいですから、
ファイナンシャルプランナー(FP)は断られるのにはめちゃくちゃ慣れています。
これを知っているだけで、気を使い過ぎて断り方に悩むということは避けられます。
逆に30%程度は契約につながっているってすごいですね。
普通のBtoBやBtoCの新規営業でこんなに契約につながる率高いのはなかなかないです。
もしかすると断り方が問題かも?
「断っているのに保険の勧誘の営業がしつこくて困る」という声はまれに聞きます。
が、最近は昔と違い保険業法が変わって強引に保険契約を迫るような営業スタイルはほとんどなくなっています。
それをやってしまうと逆にファイナンシャルプランナー(FP)側が行政機関から刺されるので、自分の首を締めてしまうことになるからです。
それでも「しつこくて」という声が聞かれるのは、実は断る側の問題かもしれません。
ファイナンシャルプランナー(FP)も組織に所属しているので、断られた場合上司に説明する必要があります。
その説明ができないようだと、何度も確認の電話がかかってきてしまいます。
詳しくは本記事のNGな断り方のところで紹介します。
友人や親戚の紹介はあえて避ける
自分にあったファイナンシャルプランナーFPを見つけることをおすすめします。
手間はかかりますが、何人ものファイナンシャルプランナー(FP)に会ってお金や保険の話をしていると
自分の金融リテラシーが高くなるし、ファイナンシャルプランナー(FP)を見極める目が肥えてきます。
FPが困ってしまうNGな断り方3選
保険や金融商品の提案をしてくれるファイナンシャルプランナー(FP)への断り方には、いくつかパターンがあります。
その中には、ファイナンシャルプランナー(FP)側が対処に困ってしまうNGなパターンもあります。
このNGな断り方とは、ファイナンシャルプランナー(FP)側にはっきりとした断りが伝わらず
相談がいつまでも「完了」とならないパターンです。
結果ファイナンシャルプランナー(FP)側から何度も電話で連絡が入り、
顧客側としても嫌な気持ちになることになります。
ちょっとイメージしにくいかもしれません。詳しく見ていきましょう。
NGな断り方①相談以降連絡をしない
それはファイナンシャルプランナー(FP)側のしつこさからくるのではなく、シンプルに中途半端になっている相談について心配になるからです。
初回面談後そのまま放置するわけにいかないという事情もあります。
契約しようが契約しなかろうが、きちんと相談が「完了」して、始めてファイナンシャルプランナー(FP)相談が完了するワケです。
最低限のマナーとして断りの連絡は必ず入れましょう。
NGな断り方②検討中であると伝える
「検討中です」「なかなか検討する時間がなくて」「まだ決めかねていて」と伝えるのは、出まかせや嘘ではなく、本当にまだ結論が出ていないのだとは思います。
私も同じように伝えた経験があるのでわかります。
が、初回相談から2週間も経ったら、ファイナンシャルプランナー(FP)としてはいつまで待てば検討が終わるのかわからず困ります。
恐らく「いつ頃まででしたらご検討いただけますか?」とか
「どういった点で決めかねていらっしゃいますか?」というように何度か連絡が来ます。
前述した通り、ファイナンシャルプランナー(FP)側は相談が完了したことを確認する必要があるため
「少し検討し、決まったらまたこちらから連絡します」も
後日ファイナンシャルプランナー(FP)から確認の連絡が来てしまう返答です。
なので本当に検討したい場合は
「保険会社について調べたいので/家族と相談したいので、あと10日ほど待ってください。」
と具体的な検討に必要な日数を伝えましょう。
逆に断ると決めているのであれば、「検討中」と言うのはやめましょう。
上手く断る方法はこの記事にて後述します。
NGな断り方③夫(妻)に反対されたと伝える
これも良い断り方とはいえません。
ファイナンシャルプランナー(FP)側からすれば家計を共有するパートナーがいる場合、
家庭内で意見が対立してしまう前に一緒に相談に参加してほしいところです。
「できるだけご家族一緒にご相談に参加してください」と
初回相談の日程をきめる際に言われることが多いのはこのためですね。
と、これがNGな断り方である理由は、パートナーや家族に反対されている伝えると大体
「では私から再度旦那様/奥様にご説明しましょうか」となります。
これではもう断るを決めているのに関わらず、また話を聞く流れになってしまいます。
実際、保険や金融商品の契約や加入は大事な話なので、
どちらかに任せてしまわないで家族やパートナーと一緒に話を聞くことをオススメします。
家計管理も同じ理屈で、夫婦の場合一緒に考えるのがおすすめです。
関連記事:節約したいと思ったらまず最初にやるべきこと~生活費の内訳の予算を設定しよう~
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FPが納得する良い断り方3選
NGな断り方を紹介しましたが、逆にこれを言われたら
ファイナンシャルプランナー(FP)側は「分かりました」としか言えない良い断り方もあります。
ここからはその良い断り方を紹介します。
ファイナンシャルプランナー(FP)から連日電話がかかってきて困っている方は是非参考にしてください。
先に紹介した「FPは断られることに慣れている」ということ、
「断っていることが伝わらない限り連絡は入り続ける」ということを思い出しながら対応しましょう。
電話で言いにくければメールで伝えてもOKです。
良い断り方①別のFPの提案の加入を検討していると伝える
「別のファイナンシャルプランナー(FP)の相談も同時に受けていて、そちら側の提案に決めようと思っている。」
と伝えることです。
これは初回のファイナンシャルプランナー(FP)相談のときに
「付き合いで別のファイナンシャルプランナー(FP)にも相談しており、より自分にあった提案を受け入れるつもり」と伝えておくと良いです。
初回の相談時に伝えるのがおすすめです。人間、何度も親身に相談に乗ってもらうと言いずらくなるからです。
基本的にファイナンシャルプランナー(FP)のセカンド・オピニオンを聞き、他の商品と比較・検討することは今や普通のことです。なので他社プランも検討していると伝えても、ファイナンシャルプランナー(FP)側は何とも思いません。
参考に「どのようなプランを検討されているのでしょうか」とざっくりした内容を聞いてくることはあっても、
さすがに他社プランを見せてくれとまでは言ってきません。
万が一言われたら「それはさすがにできません」とはっきりと断りましょう。
良い断り方②「○○が良くなかった」とありのままの理由を伝える
良い断り方③親族おすすめの商品を検討していると伝える
「親(親族)に勧められた会社のもの(金融商品)があって、親に頼んでそちらにすることにしました。」と言われると
ファイナンシャルプランナー(FP)としては「ああ、そうなんですね~」というしかありません。
親族に保険の提案して契約してもらうというのは昔からよくあるビジネスモデルです。(「義理保険」ってやつ)
今でも自分の親族に保険を提案して加入してもらっているファイナンシャルプランナー(FP)も少なくないからです。
「縁故には勝てない」これは保険に限らず営業マンの間でお決まりですし、
既に親族に頼んでしまっているのでサッと風のように諦めてくれます。
カドの立たない断り方としておすすめです。
断ったときのこの切り返しにはこう返そう
よい断り方3選の断り方で十分問題ないですが、ごくごく稀に必死に引き留めようとするファイナンシャルプランナー(FP)もいるかもしれません。
{私はまだそんなファイナンシャルプランナー(FP)に会ったことはないですが}
そのようなときはこう返しましょう。
「早く契約しないと、保険料が上がってしまう」
誕生日の前月(保険会社によって異なります)によく聞かれるフレーズで、
今月中に契約しないと、契約年齢が1歳上がって保険料も上がってしまうことを逆手に取ったセールストークです。
確かに保険料が上がることは間違いないですし、契約するのであれば保険料が上がる前に契約したいところではありますが、
焦って契約して後悔することは避けなければなりません。
そこで返しのトークとしては「すでに他社で今月中加入予定です」か、
「焦って後悔したくないので、保険料が上がったら上がったでしょうがないですね」です。
「保留中に健康状態が悪くなって入れなくなる可能性がありますよ」
確かに保険や金融商品を購入前に何か病気が見つかって診断がついてしまえば、
その保険や金融商品を買うことができなくなる可能性はあります。
ただし何か自覚症状がない限りそんなピンポイントで病気が見つかる可能性は非常に低いですし、
慌てて保険に入ってあとで後悔するようではいけません。
この場合も「既に他社の提案で今月中に加入予定です。」で一蹴できます。
ファイナンシャルプランナーの相談はセカンドオピニオンが大事
保険の提案とは、ファイナンシャルプランナー(FP)によって違うものを提案されることもあるあるです。
3人のファイナンシャルプランナーに同じ相談をして、全員バラバラの提案を受けることも不思議なことではありません。
ヒアリングの仕方とか、取扱の保険会社の関係で最終的にベストと思われる保険が
ファイナンシャルプランナー(FP)によって変わってくるんですね。
賃貸の物件探しに不動産屋さんに行って、提案されるおうちが違うのと同じロジックです。
保険の場合、1回決めてしまうと見直しをしない限り毎月同じ金額がずっとかかってくるため慎重に決めるべきです。
また、一言でファイナンシャルプランナー(FP)と言っても得意分野も性格も提案スタイルもその人によって違います。
なので、必ずセカンドオピニオン・サードオピニオンを利用しましょう。
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関連記事:ファイナンシャルプランナー無料相談におすすめの保険ショップ窓口3選比較
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おわりに
いかがだったでしょうか。
ファイナンシャルプランナー(FP)にとって大事なのは、その「相談が完了しているかどうか」です。
いつまでも、続くのか終わりなのかわからないという状態では、
ファイナンシャルプランナー(FP)は何度も電話で進捗確認をしなければならないですし、電話を受ける側も時間が取られてしまいお互いハッピーではありません。
理由はどうあれ、ファイナンシャルプランナー(FP)にとってはっきりと断られるのは迷惑なことは決してありません。
あれこれ深く考えずにこの記事にある断り方で気軽に、でも敬意を込めて断りましょう。
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