先日ママ友からズバリ「ファイナンシャルプランナーの無料相談って危険なの?」と質問されました。
ファイナンシャルプランナーに相談するなら
無料相談は絶対危険、有料相談にすべきってVoicyで言ってる投資家っぽい人が居たんだけど実際どうなの??
投資家っぽい人。。。笑
確かに危険性はあるけど
「無料相談だから危険」とか「有料相談だから安心」なんてことはなく
要は目的に合わせて無料相談か有料相談を選ぶことが大事で、
事前知識を持っていることで無料相談にせよ有料相談にせよ危険は回避できるよ!
ファイナンシャルプランナーの相談、無料相談・有料相談いずれも危険性はあります。
ここで「え?そうなの?じゃあ相談するのやめる!」となるのはとってももったいないです。
危険性は注意点さえおさえておけば回避できますし、その危険性を相談することのメリットが大きく上回っているので
お金周りで有識者に相談したいことがある人、お金周りのことを何か改善したい人は積極的に相談に進んだらよいと思っています。
この記事では、ファイナンシャルプランナーの有料相談・無料相談に潜む危険性とその対策、しっておきたい周辺知識について紹介します。
ファイナンシャルプランナーって?何ができるの??
ファイナンシャルプランナー、省略してFP(読み;エフピー)とも言いますよね。
ファイナンシャルプランナー(FP)相談の危険性を見る前に
まずこのファイナンシャルプランナーってそもそもどんな人だったかみていきましょう。
ファイナンシャルプランナー(FP)とは?
日本FP協会の説明よりもWikipediaのほうが短くすっきりまとまっていたので下記に引用します。
ファイナンシャル・プランナー(Financial Planner)は、顧客である個人から、収支・負債・家族構成・資産状況などのソース提供を受け、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う職業・職種、およびその職に就く者。略してFP(エフピー)とも呼ばれる。
引用元:Wikipedia
一言で言うと、
「経済的な面から相談者の今と未来をサポート・アドバイスする専門家」というところでしょうか。
ファイナンシャルプランナー(FP)がヒアリングを実施し、
現在進行形で相談者が困っている家計など身近な悩みから相談者自身も気が付いていない潜在的な問題までも分析し、
解決するためのサポート、アドバイスをします。
お金に関する考え方や資産状況は相談者によって全然違ってきますが、
ファイナンシャルプランナー(FP)がその人に合った方法で丁寧にヒアリングし、今の状況や将来の夢・予定を分析します。
そしてその中で見えてきた問題・課題の解決方法を提案していくんですね。
ファイナンシャルプランナー(FP)の専門分野は?どんなことが相談できる?
ファイナンシャルプランナー(FP)の専門分野を分けると下記6つに大きく分類されます。
📝ライフプランニングと資金計画 | 💰貯金や投資など金融資産運用 | 🏛️タックスプランニング |
🩺リスクマネジメント | 🏠不動産 | 🐣相続・事業継承 |
これらをもっと詳細に分けるとすると下記のようになります。
家計管理 | ・日々の家計管理 ・将来のための貯金方法 など |
老後の生活設計 | ・老後の生活資金の準備方法 ・老後の生活設計方法 など |
教育資金 | ・教育資金の準備方法 ・奨学金の活用 など |
年金・社会保険 | ・公的年金制度の仕組み ・社会保障制度の仕組み など |
住宅資金 | ・住宅ローンの借り方 ・住宅ローンの繰り上げ返済と借換え方法 など |
資産運用 | ・退職金の運用方法 ・投資信託など金融商品の仕組み など |
税制 | ・医療費控除や配偶者控除などの仕組み ・所得税などの仕組み など |
保険 | ・保険の仕組み ・必要な死亡保障・医療保障の考え方 など |
介護・医療費 | ・介護費用の準備方法 ・介護保険制度の仕組み など |
相続・贈与 | ・遺言や相続に関する準備方法 ・子や孫へ資産贈与 など |
ファイナンシャルプランナー(FP)の守備範囲は広いですが、
対応できるのは他の士業の独占業務に当たらない部分までにとどまります。
例えば、一般的な相続の相談はファイナンシャルプランナー(FP)でも可能ですが、
実際相続するとなると相続税の申告は税理士、手続きは行政書士や司法書士が行います。
ファイナンシャルプランナー(FP)は自分の守備範囲外の場合、
より詳しい話はどこ(行政機関や専門家)に相談すれば良いかお伝えします
ファイナンシャルプランナー(FP)相談ってどんなものがある?
ファイナンシャルプランナーの相談は大きく分けて3種類あります。
「有料相談」「金融系FPによる無料相談」「独立系FPによる無料相談」ですね。
有料相談 | 無料相談 by 金融系FP(保険会社など所属) | 無料相談 by 独立系FP(保険ショップなど所属) | |
---|---|---|---|
相談料 | 1時間あたり数千円~1、2万円 | 無料 | 無料 |
相談場所 | 事務所やオンライン相談 | 店舗相談や訪問相談、オンライン相談 | 店舗相談や訪問相談、オンライン相談 |
どんな人に合っているか | 複雑な相続や離婚による財産分与など、複雑なことを相談する場合 ・保険の紹介を一切受けたくない場合 ・複数の無料相談で解決できなかったことを相談したい場合 | 理由があって特定の保険会社の保険を契約したい、と決めている場合 | 保険の加入や見直しを検討していたり、広くお金に関わる何かしらの相談をしたい場合(家計管理・資産運用・住宅ローン・老後資金・教育資金・節税・ライフプラン作成などなど) |
Maya’s一言 | 有料=質の高い相談、とはならないので注意が必要。 また、完全に中立のアドバイスをしてくれるかは見極めが必要。 | 特定の保険会社で保険の契約をしたいときは保険会社所属のFPに相談するのが1番。が、他社商品との比較は自分でしなければならない💦 | 保険に限らず、お金にまつわる幅広い相談が何度でも無料で可能。 但し、保険ショップによっては保険に直結しない相談はテキトーに済ますので注意が必要(この記事ではそこを重視しておすすめ保険ショップをランキング形式で紹介しています) |
おすすめは「独立系FPによる無料相談」です。
お金周りの相談って、ほとんどのことは独立系FPに相談すれば解決策を見つけることができるからですね。
また、同じ相談内容でもファイナンシャルプランナー(FP)によって違う解決策を提案されることがあるため、
独立系FP1人に相談するのではなく、独立系FP数名に相談するのがよりおすすめです。
それでも解決しない場合は有料相談も検討すれば良いかと。
ファイナンシャルプランナー(FP)相談の危険性
では早速ファイナンシャルプランナーの相談で起こりうる危険とそれに対する対応、事前に知っておきたい豆知識&事前知識など織り交ぜて紹介します。
ファイナンシャルプランナーの有料相談・無料相談
両方の危険を網羅しているので「これから相談するよ~」という方は是非チェックしてください
FP相談の危険①相談に想定外のお金が発生してしまった
「ファイナンシャルプランナー(FP)に相談したら指定していなかった費用が発生してしまった」
これは有料のファイナンシャルプランナー(FP)相談で起こりうる話です。
有料相談でたまに見るのが「初回相談無料(1時間)」とかなんですが、
事前に結構な量の確認事項でもない限り、1時間なんてすぐに経ってしまいます。
最悪ヒアリングをするのだけで1時間が終わり、肝心のアドバイスはほとんど聞けなかったなんてことになり
無料相談だけで済ますつもりが話の流れ的に断れず延長し、結果想定外の出費になってしまうこともあります。
悪質な事務所であれば意図的に追加料金が発生する流れに持っていこうとすることもあるため注意が必要です。
有料相談・無料相談の使い分けは下記記事👇で紹介しています😊
FP相談の危険②担当FPが相談したい内容について知識が足りていなかった
次によくある危険が
「担当したファイナンシャルプランナー(FP)が相談したかったトピックについての知識が足りなかった」という危険です。
ファイナンシャルプランナーの無料相談でも、有料相談でも起こりうる危険です。
無料相談でこれがあると、きちんと調べて追って連絡をしてくれるファイナンシャルプランナー(FP)だと良いですが、
そうでなければ時間と使ったエネルギーの無駄になってしまいます。
有料相談でこれがあると相談時間にお金を支払っているワケなので
時間、使ったエネルギーに加え、お金までもが無駄になってしまいます。
「有料相談=知識が高い」というイメージがありますが、
有料相談と無料相談の違いは「どうやって収益を得ているか」なので
「有料相談=知識がある・質の高い相談」とは必ずしもなりませんので注意しましょう
FP相談の危険③いまいちな/不要な保険・金融商品を契約・購入してしまった
次に考えられる危険は「いまいちな/不要な保険・金融商品を契約・購入してしまうこと」です。
通常ファイナンシャルプランナー(FP)は相談者の状況や相談内容を詳しくヒアリング・分析し、そのニーズを解決するためのベストソリューションを提案します。
それが保険だったり投資商品だったりほかiDecoやNISA、その他金融関係の情報だったりしますね。
が、中には自分(自社)にとって都合の良い商品(契約時のマージンが高い商品など)しか紹介しなかったり、不要な保険をさも絶対必要、というニュアンスで紹介・勧誘するファイナンシャルプランナー(FP)も存在します。
(まともな相談窓口に所属しているFPだとこんなことする人はほとんどいませんが)
保険や金融商品って高額なものも多いですし、掛捨てならまだしも積立型になると途中解約で元本割れしてしまい
解約するにもし難い状況になってしまうこともあります。
なのでイマイチな保険、不要な保険は加入しないようにしたいです。
セカンドオピニオン・サードオピニオンを取る=複数のファイナンシャルプランナー(FP)に相談し、保険は最低限にしたい旨伝えると
「これはあえて加入することないですよ」と言ってくれるファイナンシャルプランナー(FP)が出てくるので
そういった商品を買ってしまうことはかなり少なくなります
また、保険って色んな種類がありますが「絶対入っておくべき保険」というのは実はそんなにありません。
それについて書いた下記記事👇も反響が大きかったので良かったらチェックしてみてください。
FP相談の危険④よく理解しないまま保険や金融商品を契約・購入してしまった
次に紹介するファイナンシャルプランナー相談で起こりうる危険は
ズバリ「よく理解しないまま保険や金融商品を契約してしまうこと」です。
これ、ファイナンシャルプランナーの無料相談にだけ起こりうる危険性と思われがちですが、そうとも限りません。
(たまに有料相談でも保険など金融商品の紹介をしてマージンを得ている事務所もあるため)
保険や投資など金融商品って結構分かりにくかったりします。
しかも普段聞きなれないワード・概念も入ってくるため、なかなか知識が定着しません。
ファイナンシャルプランナー(FP)に説明してもらい1度理解したはずが、
1週間時間が空いて次にまたファイナンシャルプランナー(FP)と会う時には分からなくなってしまったなんてザラにあります。
あとあとになって「こんなはずじゃなかった!!」なんてことにならないよう、
分からなくなったことは何度でも担当のファイナンシャルプランナー(FP)に確認しましょう。
相談者に分かるように分かりやすく説明するのがファイナンシャルプランナー(FP)の仕事なので、
「何度も説明させて悪いなあ」なんて遠慮する必要はありません。
ちなみにファイナンシャルプランナーの提案を上手に断る方法は下記記事👇で紹介しています。
FP相談の危険⑤目的をはっきりさせず相談し、結局何も変わらなかった
最後に紹介するファイナンシャルプランナー(FP)の相談で起こりうる危険は
「目的をはっきりさせず相談し、相談後に結局何も変わらないこと」です。
ファイナンシャルプランナー(FP)に相談できることは下記の通り多岐にわたります。
- 家計管理(生活費の内訳レビューなど家計の見直し)
- 教育資金
- 住宅ローンなど家について
- 資産運用
- ライフプランの作成
- 老後資金
- 保険のレビュー などなど
お金にまつわる幅広い相談ができるが故、「あれも相談したい、これも相談したい」と相談したいことが
あれこれ多岐に渡ることがあります。
そうなるとすべての相談内容を網羅するために広く浅い話を沢山し、結果相談が完了した後も「結局何も変わらなかった」なんてことになりかねません。
そういったことを避けるために、相談前に「これだけはしっかり聞きたい」というテーマを明確にしておきましょう。
そしてもしまだ他のことも相談する余力があればそのときは他のことも相談するようにしましょう。
危険を回避するために事前に注意点を頭に入れてから相談しよう
ファイナンシャルプランナーの無料相談・有料相談で起こりうる危険性を見たところで、
過去に無料相談を15社以上体験した私が相談における注意点をまとめました。
これからファイナンシャルプランナーの相談を控えている方は是非チェックしておいてください。
これらの注意点を念頭に置いておけば、
「ファイナンシャルプランナーに相談して失敗した!!」なんてことにはならないと思います
- 質の高い「独立系FP」に相談する
- FPの質にはバラつきあり。こんな独立系FPには要注意
- 「セカンド・オピニオン」を利用する
- テーマを具体的に決めて相談する
- 相談に時間がかかることがある
- 毎月の保険料を安くしたければ保険は最低限に
- 資産運用のほとんどを保険で構成しない
- 納得していない商品は契約しない
- 相性の良くないFPからは契約しない
- 答えではなく「考え方」を教えてもらう
- 断るのが苦手な場合は誰かに同席してもらう
「独立系FP」の説明も含め、下記記事👇で1つ1つ詳しく解説しています。
ファイナンシャルプランナー(FP)の無料相談はどこがおすすめ?
ファイナンシャルプランナー(FP)相談は独立系FPの無料相談がおすすめとお伝えしました。
ファイナンシャルプランナー(FP)無料相談は保険ショップ(保険代理店)もやっていたりするので
町でもあちこちで目にするかもしれません。
が、ファイナンシャルプランナー(FP)の無料相談と称して
実際ただの保険の営業マン(無資格)が対応しているところや、保険に直結しない相談だとテキトーに終わらそうとするようなところもあります。
そういったファイナンシャルプランナー(FP)相談を避けるべく、おすすめのファイナンシャルプランナー(FP)相談も紹介します。
総合的にみて一番おすすめはほけんのぜんぶ
日本全国で相談が可能で、オンライン相談もやっています。
特徴は社員全員がファイナンシャルプランナー(FP)の資格所有者であること。これはおそらく数ある保険ショップの中でほけんのぜんぶ
会社が社員教育に力を入れているため、お金に関する様々な専門知識が豊富なファイナンシャルプランナー(FP)が多数所属しており、相談対応も手厚いです。
\独立系FPによる無料相談ができる「ほけんのぜんぶ」の公式サイトはこちら/
もう一社、
ここの特徴は保険以外のお金に関わる相談にも力を入れている点。
「ここまで教えてくれるんだ」というところまで相談に乗ってくれます。
私は
アドバイスを元に資産配分を変更しそれが良い結果につながっています。
友人は保険チャンネルのファイナンシャルプランナー(FP)に
NISA口座の開設を色々質問しサポートしてもらってました
ただ、保険チャンネルは相談対応地域が限られているのだけ残念ポイントです。。。(オンライン相談もやっていますが、全国対応ではない)
逆に
\保険チャンネルの公式サイトで無料相談 対象地域に住んでいるか確認する/
おわりに;ファイナンシャルプランナー(FP)相談の危険性の回避は難しくない
ファイナンシャルプランナーの相談には危険性もあります。
が、この記事で紹介した通りその危険性は回避できますし、この記事で記載の注意点を知っておくと上手に利用できます。
「有料相談=質の高い相談」になるとは限らないので、お金周りの相談をするときはまず
独立系ファイナンシャルプランナーの無料相談をおすすめします。
無料相談で解決しない場合のみ、有料相談に進めば良いと思います。
独立系FPの無料相談ならお金に関する知識が幅広いほけんのぜんぶ
社員全員がファイナンシャルプランナー(FP)の有資格者なので安心して相談できますし、対応も手厚いです。
\詳細をほけんのぜんぶの公式サイトで見てみる/