日本人の80%が加入している保険。
ライフスタイルが変われば必要な保障内容が変わるので、定期的に見直しが必要です。
しかも保険って複雑で分かりにくいものが多く、加入したときは理解していても数年後には
「内容がいまいち分からない😑」となり、そのまま放置になりがちです。
でも、それだと損をしたり困ってしまう可能性もでてきます💦
この記事ではファイナンシャルプランナー(FP)が保険の見直しが必要な理由と保険の見直しのタイミングを紹介します。
保険の見直しで毎月の固定費がずっと安くなる可能性もあるので、固定費の節約がしたい方は是非読み進めてください。
そもそも保険の見直しってなんで必要なの?
保険って一度加入してしまえば
毎月同じ金額を支払うタイプのものが主流ですよね。(一括支払い、更新の際保険料が変わるものなどもありますが)
そして、保険の見直しって分かりにくいし面倒くさい😩です。なので見直すタイミングを意識しない限り放置プレイになります。
面倒な保険の見直し、なぜすべきなのでしょうか。
それはライフスタイルが変われば必要になる保障も変わるからです。
例えば独身で誰も養う必要がなかった頃と、結婚して子供ができたあとでは必要な保障も変わりますし
子供が就職して独立するとまた必要な保障が変わりますよね。
「保険の見直し」と聞くと「今ある保険を解約して別の保険に加入しなおす」
というイメージが強いかもしれませんが、それだけではありません。
今のライフスタイルに必要な保障額や保障内容にを確認し、今の保険を比較して足りない部分を埋めたり、逆に削ったりします。
保険を見直すことで支払う保険料が安くなることも結構あるあるです。
もちろん、保険の見直しの結果今のライフスタイルにあっている場合は
新しい保険に加入したり今の保険を解約する必要はありません。
また、保険は毎年新しい商品もどんどん出ているので、
今の保険と比較して同じ金額でより保障が手厚い保険が見つかるかもしれません。
なので自分と家族が損をしない、困らないために保険の見直しは適宜行うことが大切です。
保険見直しのタイミング
では保険の見直しのタイミングを紹介します😊
保険の見直しのタイミング
①就職したとき
②結婚したとき
③妊娠・出産したとき
④マイホームや車など大きな買い物をしたとき
⑤収入が大きく変わったとき
⑥遠方へ引っ越しをしたとき
⑦子供が独立したとき
⑧その他家族構成が変わったとき
⑨働き方が変わったとき
⑩国の制度が変わったとき
⑪保険の新商品・新サービスが出たとき
⑫今加入している保険の内容が分からないとき
⑬今加入している保険の支払いが負担に感じるとき
⑭保険加入時特別条件がついてしまっていて、その後健康状態が良くなったとき
1つ1つ見ていきましょう。
保険見直しのタイミング①就職したとき
まずは就職したときですね。
可能性は高くないですが、社会人になったばかりは貯金や資産はあまりないですよね。
できれば万が一自分が病気や怪我で働けなくなってしまった、死亡してしまった場合に備えたいものです。
とは言っても、私達がすでに加入していう健康保険があれば万が一の手術・入院になっても
高額療養費の払い戻しが受けられるのでそこまでたくさんお金を用意する必要はありません。
ある程度貯金がある場合は医療保険は不要です。
また、会社員であれば働けなくなった場合「傷病手当金」が最長で1年6ヶ月まで受け取ることができます。
なので健康保険に加入していて会社員であればそんなに必要性は高くありませんが、
フリーランスだったり、奨学金が残っている人・万が一の際自分のお葬式代を誰にも負担をかけたくないという人は
最低限の保険の加入の検討をしてもよいかと思います。
若いときほど保険料は安い+投資は敷居が高いので、貯金が苦手な人には
毎月積み立てて満期まで支払うと全額お金が戻ってくる貯蓄型保険もおすすめです。
強制的にお金が貯まります。
保険見直しのタイミング②結婚したとき
結婚の際の保険の見直しはテッパンですよね。
お互いが今入っている保険の内容の見直しをするのと同時に、
今後の2人の働き方(共働きなのか、どちらかが大黒柱で働くのか)を考慮して必要な保証内容にあった保険を探しましょう。
また、最近は不妊治療開始前であれば加入できる不妊治療のための保険も出てきました。
気になる方は独立系のファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみましょう。
独立系のFPへの相談の記事はこちら👇
~無料なのはなぜ?~FP ファイナンシャルプランナーの無料相談がおすすめの理由と利用時の注意点
[blogcard url=”https://manekineko358.com/fp-free-advice/”]保険見直しのタイミング③妊娠・出産したとき
妊娠・出産をして子供ができたとき・増えたときも保険の見直しが必要です👶
保険会社・商品によって異なりますが、一般的に妊娠中、特に27週以降は保険に入りにくくなります。
出産のときの帝王切開や何かあって産前産後の入院が長引いたときも医療保険に加入していれば給付金を受けることができるので、
妊娠出産を考えている方は事前に保険の保障内容を確認しましょう。
そして子供が増えたとき、夫か妻の身に何かあっても
残された家族が生活に困らない程度のお金を保険でまかなえるようにしておきましょう。
教育費も貯金だけで賄おうとすると効率が良くないため、投資や保険を組み込むことをおすすめします。
我が家の教育資金のプランについては別記事で紹介します⭐
保険見直しのタイミング④マイホームや車など大きな買い物をしたとき
マイホームを購入して住宅ローンを組んだとき、
車を購入してローンを組んだとき・一括で購入したときも保険の見直しが必要です。
マイホーム・車のローンは決して安くない金額を数年~長年に渡って毎月払い続ける契約になります。
保険料だけでなく生活費など支出全体の見直しをしないと、毎月のローンの返済が難しくなってしまう場合があります。
いかに必要は保障内容をカバーをしつつ、保険料を抑えるかという視点で見直しを行いましょう。
というのも、マイホーム・車購入時に加入する保険の保証内容が
既に加入している保険の保証内容と重複してしまうと当然毎月の保険料が高くなってしまうからです。
具体的には住宅ローンを組むと団体信用生命保険(略して団信)に入ることがほとんどです。
これは「住宅ローンを借りている人に万が一のことがあったら、それ以降のローンの支払いが免除される」という内容の保険です。
団体信用生命保険に加入することにより
一般的に生命保険などで補填する残された家族の住宅費用分が扶養になるため、保証内容を減らし保険料を安くすることができます。
車を購入したときも、自動車保険に入ります。
法律で加入が義務付けられている「自賠責保険」と自分自身で加入するかどうか決めることができる「任意保険」の2種類があります。
任意保険にも入ることがほとんどですが、既に自分の加入している生命保険などの保険と
この任意保険の保障内容が一部重複していることもあるので注意して見直すことが必要です。
保険見直しのタイミング⑤収入が大きく変わったとき
会社の業績の影響や転職の関係で収入が大きく変わることも少なくないですよね。
収入が大きく減ってしまった場合は家計の見直しとともに今の保険料の支払いに無理がないか確認しましょう。
保険料が高すぎて暫く収入が戻りそうにないときは保証内容を確認する必要があります。
逆に収入が増えた場合でも
その後生活レベルを挙げなければ(=支出を増やさないようにすれば)問題ないのでは?と思うかもしれませんが、
「収入が大きく増えて生活レベルが変わらない人なんてほとんどいない」です。
収入が増えるとどうしても「もっといいところに住もう」とか
「子供を私立の良い学校に通わせよう/もっと習いごとをさせよう」となるんですね。(まあ、そりゃそうか、って感じですよね。)
家族に万が一のことがあっても、お金の都合で子供を転校させるのは避けたいですよね。
そのため収入が大きく変わったときも、できるだけ今の生活を維持できるための保険の見直しが理想になります。
保険見直しのタイミング⑥物価が違うところへ引っ越しをしたとき
次は物価が違う地域へ引っ越しをしたときです。
これ、結構盲点じゃないでしょうか。
例えばとある地方から別の地方に引っ越し、物価がさほど変わらなければこれは保険の見直しのタイミングに当てはまりません。
ただ、地方から関東圏など物価が大きく変わる場所に引っ越したときはどうしても物価が変わり、
月々の支出が変わってきます。
月々の支出が変わるということは必要な保障が変わるということなので、保険の見直しが必要になってくるわけですね。
保険見直しのタイミング⑦子供が独立したとき
子供が独立するタイミングも保険の見直しに適しています。
独立した子供の生活・教育・養育に関わるお金が不要になる分、保証内容を見直すことで月々の支払いが軽くなる場合があります。
保険見直しのタイミング⑧その他家族構成が変わったとき
配偶者が扶養から外れたとき・扶養に入ったとき、離婚や配偶者との死別、また親を引き取るなど
家族構成が変わったときも保険の見直しが必要になります。
保険の保証内容を見直し、今の家族構成にあった内容になっているか確認しましょう。
保険見直しのタイミング⑨働き方が変わったとき
自営業から会社員に変わるときは社会保険によりこれまでよりもっと手厚い保障を受けることができます。
この場合自営業のときに加入したいた保険を社会保険でまかなえる部分がでてきますので、現在加入している保証内容を確認しましょう。
逆に会社員から自営業に変わるときは今まで社会保険によりカバーされていた部分が受けられなくなる可能性もあるので
必要な保障内容を確認し、足りていない部分があれば保険の加入を検討しましょう。
保険見直しのタイミング⑩国の制度が変わったとき
国の制度が変わったときも内容によっては保険の見直しのタイミングになります。
例えば2016年に児童扶養手当の第2子の加算額及び第3子以降の加算額が変更になり、支給される金額が増額しました。
これにより該当する母子家庭・父子家庭の金銭的負担がいくらか軽減されました。
国の制度によっては、重視する保険の保証内容が変わってくることも十分有り得ます。
制度変更が自分の生活に関係する場合、改正内容をしっかり把握して保険を見直すことが必要になります。
とはいってもそういったニュースでなかなか目に入ってきませんし、情報をキャッチできたとしても小難しい説明だったりするのでわかりにくいです。
なので自分のかかりつけのファイナンシャルプランナーにそういった制度変更がある場合は連絡してくれるよう伝えておくのが良いです。
関連記事:こんなファイナンシャルプランナーに相談すべし!おすすめFPの選び方
[blogcard url=”https://manekineko358.com/fp-advice-2/”]
保険見直しのタイミング⑪保険の新商品・新サービスが出たとき
保険は毎年新商品・新サービスが次々出ます。
同じ保証内容で今の保険より月々の支払いが安い保険が出ている可能性もあります✨
とは言っても、保険業界に勤めていない一般人がこういった保険の新商品・新サービス情報についていくのは難しいです。というか無理です😅
なのでこれも信頼できる独立型FPに
「私たちの必要な保証内容にあっている良い保険商品が新しくできたら教えてください」と伝えておくのがベストです🙂餅は餅屋ですからね。
信頼できる独立型FPを見つけるには色々な独立型FPに会って見るのが一番です。
詳しくは下記記事で紹介しています👇
~無料なのはなぜ?~FP ファイナンシャルプランナーの無料相談がおすすめの理由と利用時の注意点
[blogcard url=”https://manekineko358.com/fp-free-advice/”]【初心者でも大丈夫】金融リテラシー(お金の知識)を身につける8つの方法
[blogcard url=”https://manekineko358.com/financial-literacy/”]保険見直しのタイミング⑫今加入している保険の内容が分からないとき
前述しましたが保険って複雑なものや、ややこしいものも少なくありません💦
しっかり内容を理解して納得して加入していても、数年経ったら内容がわからなくなるケースもよく有ります。
そういった場合、自分で加入している保険会社に連絡して保障内容を確認するもの手ですが、面倒です。
今ってほとんどの人が複数の保険会社の保険に加入しているので、複数の保険会社のお問い合わせ窓口に連絡することになるので手間がかかるんですね。
しかも会社によって言い回しや言葉の選び方が違うので混乱することもあります。
なのでお金のプロ且つ第3者の視点でアドバイスをしてくれる独立型FPに相談するのが一番です。
詳しくはこの記事を下スクロースした箇所の「保険の見直しはどうやれば/誰に相談すれば良いの?」のところで紹介しますね。
保険見直しのタイミング⑬今加入している保険の支払いが負担に感じるとき
月々の保険の支払いに負担を感じている場合、
保険料を払いすぎていないか(=保証内容が手厚すぎないか、同じ保障内容でもっとよい商品はないか)確認しましょう。
だって起こるかどうか分からないときの保障のために、毎日の生活が苦しく無理があるのはおかしいですからね。
特に保証内容が重複していないかを気をつけて確認してもらいましょう。保険料を下げるポイントになります🐟
保険見直しのタイミング⑭保険加入時特別条件がついてしまっていて、その後健康状態が良くなったとき
保険に加入した時点で健康状態が良くなかったり、何か指摘を受けて経過観察中だったりすると
保険料が高くなったり、特定の特約に入れなかったりしますよね。
この場合、健康状態が良くなったときに同じ保証内容の保険が安くなる可能性があります✨
是非保険の見直しをしましょう🙂
保険の見直しはどうやれば/誰に相談すれば良いの?
保険の見直しのタイミングは前述した通りですが、では保険の見直しはどうやれば/誰に相談すれば良いのでしょうか?
見直しは「今加入している保険の保証内容が今のライフスタイルがにあっているか」を確認すれば良いのですが、
保険業界に勤めたりしていない限り一般の人には今の保障・保証内容を正しく確認するだけでもかなりの時間と労力がかかります。
そこで、第3者の独立型FPに相談するのがおすすめです。
今加入している保険の見直しについて第3者の独立型FPに依頼したほうが良い
主な理由は下記4つです。
- 自分で調べるのは時間と労力がかかる(めちゃくちゃ面倒くさい)
- 自分が保険に加入した時に担当したFPだとその保険の問題点に気が付かない可能性がある
- 加入している保険会社よりも、より客観的な視点でアドバイスしてくれる
- お金のプロなので保険の説明がとても上手
また、独立型FPには保険の見直し以外にも相談できることが沢山あります。
詳しくは以下記事のファイナンシャルプランナー(FP)の無料相談のおすすめ理由として紹介していますので気になる方は見てみてください。
~無料なのはなぜ?~FP ファイナンシャルプランナーの無料相談がおすすめの理由と利用時の注意点
保険見直しの相談はどこがおすすめ?
保険の見直しは独立系ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのがおすすめと記載しました。
でも独立系ファイナンシャルプランナー(FP)の相談って色んなところがやってます。
有料のところもあれば無料のところもあってどこが良いのか分からないですよね。
結論、保険の見直しは無料相談がおすすめです。
有料の相談は無料相談では解決しないことだけを相談するのが良いです。
有料相談=良い相談とは限らないですし、なんせお金がかからないので。
無理に見直す・解約する必要のないケース
保険を見直した結果、無理に解約しなくても良いケースもあります。
というのも、今ある保険を解約して新しい保険に入るのは書類の手続きも発生し、
トータルで見た時にさほどメリットがないケースもあります。
慌てず冷静に判断しましょう。
具体的には下記のようなケースはすぐに保険の乗り換えをせず、良く検討して判断しましょう。
- 支払う保険料が年間数千円程度しか変わらない
- 元本割れになってしまう
- すぐにライフスタイル変化が控えている
実は保険によっては損せず解約できる「払い済み」ということができることもあります。
払い済みとは、払い込むのをストップしてそのまま保険会社に今まで支払ってきたお金を預けておく方法です。(この場合すぐに現金化はできません)
元本割れはしたくないけど、別の条件が良い保険が気になる場合はこの「払い済み」ができるかFPに相談してみましょう。
実際私も積立式の保険の乗り換えをFPに提案されたことがありますが、
元本割れになるのに大してリターンがそこまで変わらなかったためはっきりお断りしたこともあります。
おわりに;次の休みは保険の見直しで毎月の保険料を減らせるか相談しよう
保険の見直しは自分や家族を守るため・損をしないために必要なことです。
①就職したとき
②結婚したとき
③妊娠・出産したとき
④マイホームや車など大きな買い物をしたとき
⑤収入が大きく変わったとき
⑥遠方へ引っ越しをしたとき
⑦子供が独立したとき
⑧その他家族構成が変わったとき
⑨働き方が変わったとき
⑩国の制度が変わったとき
⑪保険の新商品・新サービスが出たとき
⑫今加入している保険の内容が分からないとき
⑬今加入している保険の支払いが負担に感じるとき
⑭保険加入時特別条件がついてしまっていて、その後健康状態が良くなったとき
必要なタイミングで見直しをして、安心して日々の生活を送れるようにしたいですね🙂