「金融リテラシー」という言葉、最近よく耳にするようになりました。
リテラシー(Literacy)は「知識、能力」という意味なので、直訳すると「お金の知識」ということですね。
※「金融」の部分も英語にして「ファイナンシャルリテラシー」とも言われます。
イギリスではお金の知識をつけるために学校の授業でお金の勉強をするそうですが、
日本ではそのような授業はなく、自分でお金の勉強をして知識を身につけるしかありません。
(同年代のアメリカ人の夫は出身の州ではそんな授業なかったとのこと。州によるのでしょうか🤔)
この記事では、
「金融リテラシーとはなんぞや」
「なぜお金の勉強をして金融リテラシーをつける必要があるのか」
「金融リテラシーをつける(お金の勉強)方法」を紹介します。
「金融リテラシーをつける(お金の勉強)方法」では初心者から中上級者まで使える方法を紹介しています。
「自分で知識を身につけていくしかない」とは書きましたが、今は無料で勉強できる機会や媒体、プロに相談できるサービスもあり、お金の勉強もしやすくなっています。
それらをできるところから上手に取り入れ、少しずつでも金融リテラシーを身につけていきましょう。
この記事はこんな人におすすめ
・お金の勉強の仕方が分からない
・効率良くお金の勉強がしたい
・お金の話って苦手
・金融リテラシーって何?
・なぜお金の勉強をする必要があるのかわからない
・将来のお金のことがなんとなく不安😟
・お金の勉強に興味があるけど億劫で何もできていない
金融リテラシーとは?
内閣府大臣官房政府広報室が運営する政府広報オンラインのページにはこうあります。
私たちがしっかりとした生活基盤をもって生活していくためには、お金を上手に管理したり、注意深く使ったりすることが重要です。そのためには、お金について十分な知識をもち、お金との付き合い方について適切に判断する力が必要です。このようなお金にかかわる、金融や経済に関する知識や判断力のことを「金融リテラシー」と言います。
引用:政府広報オンライン
一言でいうとお金の知識と情報を正しく持ち、お金と上手につきあうためのスキル、といったところでしょうか。
この金融(ファイナンシャル)リテラシーをつけるためには一言で言うと【お金の勉強】が必要になるわけですが、
ではなぜその金融(ファイナンシャル)リテラシーをつける必要があるのでしょうか。
金融リテラシーを身につける必要があるのはなぜ?
例えばこんなことはないでしょうか?
- 特にぜいたくなんてしていないのに、いつの間にかお金がなくなっている
- 保険に入るのに、よく分からないから知り合いの保険会社の人に勧められるがまま契約した
- ちまたで流行りの投資商品に手を出して大損してしまった
- クレジットカードのリボ払いで買い物をしてしまった
- 銀行窓口で勧められるがままに投資商品を買って損をしてしまった
これらは金融(ファイナンシャル)リテラシーがあれば自分で管理・判断していけることですが、
お金の知識がないことで知らず知らずのうちに無駄遣いや損をしたり、お金を増やすチャンスを失ったり(言葉が悪いですが)騙されたりしていることがあります。
学校で習ったものの中には受験が終わったらもうほとんど使わない知識も沢山ありますが、
お金の知識は生きている限り、どこに住んでいようがどんな職業だろうが生きていく上でずっと必要になります。
(お金のことは配偶者が全部自分の代わりにやってくれる、なんて例外もありますが)
お金に関して、自分で正しい判断をするためにお金の勉強をして金融(ファイナンシャル)リテラシーを少しずつでもつけていきましょう。
金融リテラシーって具体的にはどんなこと?
お金の勉強をして金融(ファイナンシャル)リテラシーをつけないといけないのは分かったけど、
具体的にどんなことをできればよいのか分からない人のためにいくつかわかりやすい資料がありますので紹介しますね。
最低限身につけるべき金融リテラシー
金融庁の金融経済教育研究会が「最低限身に付けるべき金融リテラシー」として4分野・15項目を挙げています。
基本的な内容ですがPDFファイル4枚に簡単にまとめてありますので参考にしてみてください。
最低限身につけるべき金融リテラシ―
金融リテラシーマップ
金融リテラシーマップとは、金融経済教育研究会(金融広報中央委員会に設置されています)が
「生活スキルとして最低限身に付けるべき金融リテラシー」の内容を年齢層別に体系的かつ具体的に示したものです。
年齢別に何ができることを目標にすればよいか、わかりやすい言葉で書かれています。
金融リテラシーマップ
この表を見て自分の金融(ファイナンシャル)リテラシーがどの程度なのか、何を目標にすればよいかを考える参考にしてみてください。
]小学生の家計管理の目標のところに「必要なもの(ニーズ)と欲しいもの(ウォンツ)を区別し、計画を立てて買物ができる」と記載が。。。
これって大人でも結構難しいですし、できていない人が沢山いますよね。。。
金融リテラシークイズ
金融庁広報中央委員会が出している金融リテラシークイズです。
金融リテラシークイズ
すぐに終わるので自分の金融(ファイナンシャル)リテラシ―が平均的な日本人と比べてどうなのか気になる方はやってみましょう。
お金の勉強のモチベーションにもなるかもしれません。
【お金の勉強】金融リテラシーを身につけるおすすめの方法
前置きが長くなりましたが、金融(ファイナンシャル)リテラシーをつけるためのおすすめのお金の勉強方法を紹介します。
初心者さんから中級者がすぐ取り組める勉強方法を紹介しています
「お金の勉強」と聞くともう拒否反応が出てしまう人もいるかと思いますが、初心者~中級者、中には上級者にもおすすめできる方法です。
お金の勉強に限らずですが、私は何かを始めるのにいきなりお金が沢山かかるものに手を出すのはおすすめしません。
高いお金を払って英語の勉強教材を買ったけど全然使わなかった、とか
ゴルフ用品一式買ったけど数えるほどしか使ってない、なんてよく聞きますからね。
何かの勉強を始めたい初心者が陥りやすいことですが、これらは大事なお金がもったいないです。
なのでお金の勉強も、まずはお金があまりかからないところから手を出すのがおすすめです。
そういった理由から無料のサービスも沢山紹介しています。
是非チェックしてみてください🤗
お金の勉強をして金融リテラシーを身につける方法①家計を管理し適切な収支管理をする
「えっ、そんな当たり前のこと?」と思うかもしれませんが、意外と自分や世帯の収支が管理できていない人は多かったりします。
まだ家計管理をしていない人、もしくは家族にまかせっきりな人はこれを機会に家計に向き合ってみましょう。
「家計管理なんてお金の勉強になるの?」
「意味あるの?」
なんて声が聞こえてきそうですが、家計管理はお金の勉強になります!
家計管理をするからこそ、見えてくる課題や改善方法が見つかるかもしれません。
例えば
「うちってこれにこんなにお金かけていたんだ」
「収入に対し家賃が高すぎない?」
「え、銀行にこんなにお金預けてるんだ!国債買ったほうがマシだ!」
「この保険高すぎじゃない?」
なんてことに気が付き、次のアクションを考えることができます。
家計の改善にもなって一石二鳥です🐔🐔
お金の勉強をして金融リテラシーを身につける方法②本から学ぶ
テッパンですが、2つ目の方法は本から学ぶ、です。
他のジャンルのことを勉強するときにまず思い浮かぶことかもしれませんが、お金の勉強にも有効です。
お金に関する良書がたくさん出ているので、まずがそこからお金に関する知識を増やしていくのがおすすめです。
ポイントは自分のレベルにあった本から読み始めることです。
初心者さんがいきなり中上級者向けの本に手を出すと挫折しやすいです。
古い本ですが、初心者でお金について幅広く知りたい人には下記の本は読みやすくておすすめです!
初心者さんがいきなり四季報なんて読んでもちんぷんかんぷんで挫折しやすいです。
他おすすめの本も追って別記事で紹介しますね。
お金の勉強をして金融リテラシーを身につける方法③政府などのホームページから学ぶ
おすすめのお金の勉強方法、3つ目は政府などのホームページから学ぶ、です。
少子高齢化により年金の財源の確保が年々難しくなっているので
政府は国民個人個人がお金の勉強をして自分で老後に必要なお金を用意できるよう、いろいろ情報発信をしています。
内閣府大臣官房政府広報室が運営する政府広報オンライン
金融広報中央委員会が運営する知るぽると
これらのページは行政機関が関わっているため信頼度が高いこと、
そして幅広い国民に理解されるよう分かりやすい言葉で書かれていることが特徴です。
不明点があれば電話やメールで問い合わせることもできます。
お金の勉強をして金融リテラシーを身につける方法④SNSやブログから学ぶ
最近はSNSでやブログでわかりやすくお金の発信をしている人も増えました。
そういった情報は本がでるよりも先に情報をキャッチできるのがポイントです。
重要なのは情報を集めて、何がよいか自分で理解して判断することです。
お金の勉強をして金融リテラシーを身につける方法⑤無料のお金のセミナ―に参加する
5つ目のお金の勉強をして金融リテラシーを身につける方法は【無料のお金のセミナーに参加すること】です。
ひとつ例をあげると、
下記アットセミナーは日本最大級の無料マネーセミナーサイトで、年間2,000ものセミナーを開催しています。
お金のプロの講座なので、とてもわかりやすいです。
「無料なら質がイマイチなのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはなく参加者満足度は94%と評価も高いです。
質疑応答の時間もあるので、自分が本で読んで理解できなかったことを聞くのもありです。
\公式サイトでどんなセミナーがあるか見てみる/
セミナーの後に希望者だけ個別相談の申し込みもできますが、別に申し込みせずに帰っても大丈夫です。
休日だけでなく平日夜の開催もあるので、仕事帰りに参加できるのも嬉しいです😊
マネーセミナーには10年近く前からあれこれ受けてますがとても勉強になります✨(特に質疑応答の時間が貴重です。)
オンライン受講もあるので自宅から受講できるものもあります🐪
無料なので少しでも気になるセミナーがあればどんどん受講することをおすすめします。
他おすすめのセミナーはこちらの記事でも紹介しています👇
お金の勉強をして金融リテラシーを身につける方法⑥FP(ファイナンシャル・プランナー)の無料相談を受ける
6つ目のお金の勉強をして金融リテラシーを身につけるおすすめの方法は
FP(ファイナンシャル・プランナー)の無料相談を受けることです。
店舗まで行かなくても、自宅や自宅の近くまできてもらえるのでとても楽です。
オンラインで無料相談に乗ってくれるところもあります。
この方法もお金のプロに
家計管理、ローン、保険、老後資金、節税のことなどなどお金にまつわる幅広いことを相談できます。
セミナーだと講師1人に対し複数人が受講するので質問できることも限られますが、
FPの無料相談なら自分対FPのマンツーマンでゆっくり相談ができます。
私は本や他媒体で勉強したことを自分が正しく理解しているか確認したいとき、プロのFPさんに聞いて答えあわせもしてもらったり、他のお金のプロの意見が聞きたいときにこの無料相談を利用して意見を聞いたりしています。(同業他社さんの意見は貴重です✨)
お金の勉強をして金融リテラシーを身につける方法⑦勉強した内容を資産運用(投資)で使ってみる
「金融リテラシーが高ければ高いほど投資している人が多い」というデータがあります。
「投資=危険で怖い」を思っている人は少なくありません(私もそうでした)が、
投資の中にはリスクが低い商品や運用方法もあります。
勉強した知識を実際に使うことで、お金の知識はどんどん身についてきます。
リスクを管理しながら少ーしずつ始めてみましょう。
お金の勉強をして金融リテラシーを身につける方法⑧お金の話ができる仲間を見つけて情報交換をする
日本人ってとても仲が良くってもお金の話ってあまりしないですよね。
アメリカでは友人同士でもお金の話をよくします。
普段から家族や友人同士でお金の話をして、情報交換しているんですね。
金融リテラシーが高く、投資人口が多いのもうなずけます。
お金の話をすることは情報交換だけでなく、アウトプットすることにより知識が定着するメリットもあります。
口には出さないものの、仲の良い友人も実はお金の勉強中だったり投資の勉強中だったりするかもしれません。
「家族や友人とお金の話をするのは抵抗がある」といった場合はSNSなどで仲間を探すのもありです。
「周りにもお金の勉強を頑張っている人がいる、自分も頑張らねば」と良い刺激になることも。
是非お金の話ができる仲間を作ってお金の知識を身につけましょう。
🔽以下の記事では家計管理や家計改善、その他お金にまつわる幅広い話ができる
LINEオープンチャットのコミュニティ「家計管理と改善コミュ」を紹介しています。
LINEオープンチャット(通称オプチャ)「家計管理と改善コミュ」参加者募集!
ご参加お待ちしております。
面識のある人と話しにくいようなお金の話や情報交換で盛り上がりましょう😊
変な勧誘などないので安心してご参加ください。
おわりに;今すぐアクションを起こそう
金融リテラシーは自分がこれからお金と上手に付き合っていくために必要なスキルです。
①家計を管理し適切な収支管理をする
②本から学ぶ
③政府などのホームページから学ぶ
④SNSやブログから学ぶ
⑤無料のお金のセミナ―に参加する
⑥FP(ファイナンシャル・プランナー)の無料相談を受ける
⑦勉強した内容を資産運用(投資)で使ってみる
⑧お金の話ができる仲間を見つけて情報交換をする
このスキルを身に着けるのが早ければ早いほど、早くからより効率的に貯金・資産運用ができるため資産形成が上手くいきます。
ほとんどの人がこういった記事を読んで終わりになってしまいますが、折角意識が高いのにそれではもったいないです。
「知る」だけではなく、実際にすぐできるところからアクションしていきましょう。
金融リテラシーだけに限らず、何かすべきことを先延ばしにしてしまいがちな人は、すぐ予定を入れてしまうのがおすすめです。
入口として、無料のマネーセミナーの参加は敷居が低く他の参加者もいてモチベーションも上がるのでおすすめです。
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